今日、12月12日は、映画監督・脚本家の小津安二郎さんの
誕生日と命日です。
まず、ビックリするのは!
誕生日と命日が同じ日!
小津さんの映画で一番有名なのは
『東京物語』でしょう。
が
僕のお気に入りは
『お早う』
この映画を見た事で、
若かりし日の?僕の頭と心を
すーーーっと優しく撫でてもらった様な
初めて味わった『衝撃』を受けたのを思い出します。
監督の映画の特徴は
カメラの高さが 人の目線の高さ
そして、カメラがチャカチャカ動かない
と言う事だと思います。
それによって何が起こるか?
それによって何が見えるか?
僕に見えた事・・・
僕が感じた事・・・
それは、『見えてると思ってた物事が、見えてなかったと気付く事』
そうなんです。
人は、多いにして
目が開いてれば物事が見てる
と思いがち・・・?
でも、目は脳みそですから?
見えてる事を、それが何かを認識するのは 脳みそで・・・
そう・・・
監督から教わった事。
見えてる物事
を
見てる物事に進化させる
事?
そして
物を創ると言う事は
見えた物を、何だったのか自分に実際に見せる事。
創った物を見せると言う事は
見た物の感想を発表する事?
だけど、感想を発表するだけでは
それは、演説でしか無く・・・
有り難くもない『迷惑』になる事もあったり?
演説を会話に進化させるには?
そう。
分かり易くする事。
何だナーーー・・・
って
分かり易いって、
時に『退屈』に感じるけど・・・
分かり易くするって
実は一番大切な事で
経験と優しさが必要と成る、創り手のレベルを見られるところなのかもしれない・・・
とか・・・
漠然と思ったのです。
そんな事柄を教えてくれた、
小津さんの映画。
年末年始のゆったりした時間に、こたつに入りながらでも
見てみて下さい。
寝ちゃうかもしれないけど・・・
それはそれで、気持ちが良いと思います。
ウィーーーーッス。