僕の家庭は、あまり
クリスマス!!!
っていうものを祝って、家族で何かした事はなかった。
だけど、やはりクリスマスが来ると、家族を思い出す。
思いっきり喧嘩して
思いっきり泣いて
思いっきり笑う
家族だから、包み隠さず全てをさらけ出してた。
そんな家族だった。
気も体力も使う家族だったけど、
さらけ出すから、嫌な疲れが溜まらなかった。
そういえば、先日 親父がなくなって
葬儀場で、二人で同じ部屋にいた時、
親父からもらった 戦隊物のプラモデルを
箱のグラフィックから全て鮮明に思い出した。
そうこうしている内に、寝入った。
そして、夢を見た。
其の夢には、親父は出て来なく、
自分の息子が出て来た。
なぜか、僕が通ってた小学校で、息子をだっこして歩いてた。
始めは、はしゃいで笑ってた息子は急に黙り始める・・・
『どうした?』
僕が聞くと、息子は僕を見つめて 少し笑った・・・
すると、ふっと重力が無くなり、
息子共々フワッと浮いた。
あれ?
と思っていると
息子が苦しそうにしてる・・・
『どうした?』
と聞いた瞬間、
息子が僕目がけて 嘔吐した。
おえーーーー!!!
『どうした???』
息子ははき続ける、
僕は嘔吐物をかぶりながら、思った。
何でだ?
嘔吐物が全然汚いと思わない・・・
そして、息子をみた。
吐いてるのに、少し笑ってる・・・
僕も微笑んだ・・・
『大丈夫か?』
息子は、こくりとうなずいた。
そこで、目が覚めた。
棺桶に入ってる、親父を見た。
表情は無いけど、安らかに見える親父を見ながら思った。
僕は親父を信頼してた。
それを、夢の中の僕と息子の物語で再確認させてもらった気がした。
そんな、気がした。
晴れやかな気持ちになった。
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