先日、家で
義理の祖父の88歳の誕生日会を催した。
(ケーキは、パティシエである義理の妹の手作り/フワフワのクリームに艶やかなマンゴーの甘みが 美味しかった〜〜〜)
岩手県花巻市に住む おじいちゃんは、青路(せいろ)の名で俳句を詠む。
(角川書店から自主出版で俳句集をもう4〜5冊出している程の本気。)
僕は、おじいちゃんの詠む俳句が好きだ。
おじいちゃんの俳句は、シンプルで嘘が無い。
どストレートな、情景描写・・・
正直、はじめは・・・
ひねらないな〜〜〜・・・
まんまだな〜〜〜〜・・・
もう一つ失礼を言うなら
退屈だな〜・・・
と位にしか思っていなかった・・・
でも、
色々なおじいちゃんの俳句を拝見するにつれ、こう思う様になった。
おじいちゃんの句には、
自分をより大きく見せようとする
卑しい『演技』を感じない。
『知らない言葉』を『知ってる様』に拝借する
『取りあえず』感が無い。
分かり易さ と 優しさ が織りなす
普遍の和みを感じる。
そんなおじいちゃんは、会う度に句を色紙に書いてプレゼントしてくれる。
今回の句は?
早池峰は
遙かに淡し
花林檎
早池峰山(はやちねさん)は
はるか彼方に淡く見えている
(その手前に)花林檎がある
完全な情景描写。
どういう意味か?
分からない。
て言うより
意味が『有る』か『無い』かすら
分からない。
と言うより
意味は受け取り側が
好きに決めれば良い?
そんな『シンプルだからこそ、自由な』
おじいちゃんの句は、
僕の脳みそを 無意識に運動させてくれる。
そして、誕生会に参加した人&来れなかった人で、おじいちゃんにアルバムをプレゼントした。
各家族写真 や 花巻市のおじいちゃんの家に遊びに行ったときの思いで写真
と
皆からのメッセージ
自然な流れとして?
多くの人が 俳句?単なる 『五 七 五』?
でのメッセージを記していた・・・
僕も、恥ずかしながら?
頑張ってみた。(???)
天龍の
∞ビートが
降り注ぐ
てんりゅうの
むげんビートが
ふりそそぐ
天龍(今年は辰年だし/おじいちゃんが天の龍の様に滑らかで自由な感じ・・・)
∞(無限)ビート(永遠に終わる事無い 天の龍が降らせる雨/∞が88歳の8にみたてて・・)が
降り注ぐ(恵みを与えてくれる)
いや〜〜〜〜
我ながら
ややこしく 野暮ったい句だな〜〜〜
説明的なのに
分かり難い
とほほ・・・
間が持たなくて
消しゴムはんこの龍まで入れちゃった・・・
てへへ・・・
まーでも!
これが僕の今出来る最高だと・・・
最大のおじいちゃんに対する敬意です。
(それが、頑張り に着地しちゃってはいますが・・)
おじいちゃん、88歳(米寿/べいじゅ)おめでとうございます。
これからも、俳句の風景を見せて下さい。
僕も、
もっと良く見て
素直に感じて
自分の一から見える情景を楽しみ
より軽やかで華やかな『風』を
誰かに楽しんでもらえる様
精進いたしまする〜〜〜〜。
ウィーーーーーッス!
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