2012年6月20日水曜日

おじいちゃんの俳句











先日、家で
義理の祖父の88歳の誕生日会を催した。
(ケーキは、パティシエである義理の妹の手作り/フワフワのクリームに艶やかなマンゴーの甘みが 美味しかった〜〜〜)

岩手県花巻市に住む おじいちゃんは、青路(せいろ)の名で俳句を詠む。
(角川書店から自主出版で俳句集をもう4〜5冊出している程の本気。)

僕は、おじいちゃんの詠む俳句が好きだ。


おじいちゃんの俳句は、シンプルで嘘が無い。
どストレートな、情景描写・・・

正直、はじめは・・・

ひねらないな〜〜〜・・・
まんまだな〜〜〜〜・・・
もう一つ失礼を言うなら
退屈だな〜・・・
と位にしか思っていなかった・・・

でも、
色々なおじいちゃんの俳句を拝見するにつれ、こう思う様になった。



おじいちゃんの句には、
自分をより大きく見せようとする
卑しい『演技』を感じない。

『知らない言葉』を『知ってる様』に拝借する
『取りあえず』感が無い。


分かり易さ と 優しさ が織りなす
普遍の和みを感じる。


そんなおじいちゃんは、会う度に句を色紙に書いてプレゼントしてくれる。

今回の句は?

早池峰
遙かに淡し
花林檎

早池峰山(はやちねさん)は
はるか彼方に淡く見えている
(その手前に)花林檎がある


完全な情景描写。


どういう意味か?


分からない。

て言うより
意味が『有る』か『無い』かすら
分からない。

と言うより

意味は受け取り側が
好きに決めれば良い?


そんな『シンプルだからこそ、自由な』
おじいちゃんの句は、
僕の脳みそを 無意識に運動させてくれる。



そして、誕生会に参加した人&来れなかった人で、おじいちゃんにアルバムをプレゼントした。

各家族写真 や 花巻市のおじいちゃんの家に遊びに行ったときの思いで写真

皆からのメッセージ

自然な流れとして?
多くの人が 俳句?単なる  『五 七 五』?
でのメッセージを記していた・・・

僕も、恥ずかしながら?
頑張ってみた。(???)

天龍の
ビートが
降り注ぐ


てんりゅうの
むげんビートが
ふりそそぐ

天龍(今年は辰年だし/おじいちゃんが天の龍の様に滑らかで自由な感じ・・・)
∞(無限)ビート(永遠に終わる事無い 天の龍が降らせる雨/∞が88歳の8にみたてて・・)が
降り注ぐ(恵みを与えてくれる)




いや〜〜〜〜
我ながら
ややこしく 野暮ったい句だな〜〜〜

説明的なのに
分かり難い

とほほ・・・

間が持たなくて
消しゴムはんこの龍まで入れちゃった・・・

てへへ・・・



まーでも!
これが僕の今出来る最高だと・・・
最大のおじいちゃんに対する敬意です。
(それが、頑張り に着地しちゃってはいますが・・)


おじいちゃん、88歳(米寿/べいじゅ)おめでとうございます。
これからも、俳句の風景を見せて下さい。

僕も、
もっと良く見て 
素直に感じて
自分の一から見える情景を楽しみ
より軽やかで華やかな『風』を
誰かに楽しんでもらえる様
精進いたしまする〜〜〜〜。


ウィーーーーーッス!






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